骨髄バンク ~基本知識~
前職の仕事関連で、主人が骨髄バンクに登録したことがありました。
上司の方に「登録だけしておいたら?ドナーに当たることなんてめったにないから」と言われ、軽い気持ちで登録したようです。
登録したことも忘れ、1年くらいたったある日「ドナー候補に選ばれました」というような通知がきました。
まぁこないだろうと思っていたので本人は多少焦っていましたが、私は他人事なのもあり、即答で「やったら?」と伝えました。
それまで知識はまったくなかったものの、移植についての冊子が届いたので、二人でよく読みました。
【流れとしては】
①患者さんとのHLA(白血球の型)が適合すると通知が来る
本人の提供意思と家族の意向、日程や健康状態等についてのアンケートに答える
②確認検査
③最終同意
④健康診断
⑤自己血輸血のための採血
⑥骨髄採取
⑦骨髄が患者さんのもとへ運ばれる
⑧採取後、数日内で退院
で、平日の日中に8回前後、医療施設に出向かないといけません。
確認検査を受けてから採取まで、およそ2~4ヶ月くらいかかります。
【骨髄バンクとは】
◎コーディネートが始まると、ドナーの居住地域の地区事務局が担当となり、それぞれのドナーに対してコーディネーター、調整医師が決まります。
【ドナーになるための条件】
18~54歳(適合検索は20~54歳)で健康な方、HLAが一致した方
【HLAが一致する確率】
兄弟姉妹間が一番強く、4分の1の確率で一致します。
日本では血縁者の中にHLAの一致する人を見つけられる患者さんは30%位とのことです。
親子間で一致する可能性は極めて乏しく2%位、それ以外の非血縁者では日本人に多い型の人で数百人に一人、 そうでなければ数万人に一人の確率とのことです。